おうちでパンを作っている時に、パン生地に具材を乗せる場合、どのタイミングで乗せればいいのか、迷ったことはありませんか?
基本的には、成型時に乗せることが多いのですが、二次発酵後に乗せる場合もあります。
詳しく解説していきます。
パン作り 具材を乗せるタイミング
パンの具材をのせるタイミングは、具材がどのような素材か、成型がどのような形か、によって変わってきます。
成型した時に乗せる場合と、二次発酵後(焼く前)に乗せる場合がありますが、私がパン教室でレッスンしていた時にどのように決めていたか詳しく解説していきます。
成型に具材を乗せる場合
基本的には、成型時に具材を乗せて二次発酵するのがいいと思います。
それは何故かというと、二次発酵後に具材を乗せてしまうと、せっかく膨らんだパン生地がしぼんでしまったり、形が崩れてしまうことがあるからです。
二次発酵の後は、オーブンに入れるだけ、の状態ですので、なるべく触りたくないのです。
成型した時に具材を乗せて、二次発酵をして焼き上げる場合には、二次発酵後に乗せた具材がパン生地からこぼれたりしないようにしなくてはいけません。
例えば、生地を丸の形に薄く伸ばし、その上にウインナーなどを乗せたとします。
その後、そのまま二次発酵に入れると、具材がパン生地から落ちてしまうでしょう。
二次発酵で具材がこぼれてしまわない工夫を
成型した時に具材を乗せると、その後の発酵の工程で具材がこぼれたりしないようにする工夫が必要になってきます。
例えば、具材を置くときは、パン生地にしっかりと埋め込むように乗せたり、パン生地をお皿のような形にして具材がこぼれないようにすると二次発酵に入れても具材がこぼれずに綺麗な状態で焼くことができます。
成型するときにアルミカップ等のカップを使うのも、一つの方法です。
丸めた生地を薄く円形に伸ばし、カップに生地に入れます。中心に具材を乗せると、具材の重みで中心はパン生地があまり膨らます、変わりにカップに沿った部分のパン生地が膨らんできてくれます。
カップに入れると形も綺麗ですし、具材がこぼれることもありません。
100円ショップでも沢山の種類のカップが販売されていますよ。
パン材料を売っているお店でも、もちろん取り扱っています。
パン作りには、耐水・耐油性のベーキングカップやアルミカップが適しています。
アルミカップを使う場合は、プリンカップなどにアルミカップ入れて焼くと更に綺麗に焼くことができます。
二次発酵後に具材を乗せる場合
二次発酵後に具材を乗せる場合は、成型中に具材がこぼれてしまう場合や、大きく膨らんでから具材を乗せた方が見栄えがいいとき、後は生のフルーツを乗せる時などです。
二次発酵は、当然パン生地は膨らみます。1.5倍くらいになりますので、その大きさになってから、具材を乗せた方がいい場合もあります。
特に型やカップを使用しない場合は、具材が上手く乗ってくれないこともありますので、その場合は無理に成型時に乗せずに二次発酵後に乗せましょう。
パン生地を傷めないように気をつける
二次発酵後に、具材を乗せる場合には、せっかく膨らんだパンがしぼんでしまないように注意して乗せましょう。
成型時には、パン生地に具材をグッと押して乗せても、二次発酵で膨らんでくれるので問題ありませんが(押さえすぎはダメですよ! )
二次発酵後は、具材を押しつけてしまうと、パン生地が傷んでしまいますし、その状態のまま焼くことになります。
せっかく膨らんだパン生地を壊してしまわないように気をつけて乗せてくださいね。
まとめ
パン教室で様々な形のパンを考えレッスンしてきましたが、どのタイミングで具材を乗せるのがいいのかは、まずは成型時に具材を乗せる法から試していました。
その状態で焼いてみて、見た目やパンの状態などから、二次発酵後に乗せた方がいい場合は、二次発酵後に乗せてみて、また焼きます。
どちらが正解という答えはありません、具材が乗せやすく、そしてパン生地を傷めなければ、どちらでも大丈夫です。