おからパウダーは、大豆の皮や種子を取り除いた残り物であり、高タンパクで低脂肪の食品です。
パン作りにおからパウダーを使用することは、健康的な食品を作ることができるだけでなく、糖質やグルテンの摂取を抑えたい方にもピッタリです。
ここでは、おからパウダーをパン作りに使用する場合のコツと注意点をご紹介します。
パン作りに使用するには？
おからパウダーはパン作りに使用することができます。
おからパウダーは、小麦粉やライ麦粉などの粉類と混ぜて使用します。
ただし、おからパウダーはグルテンが含まれていないため、パン生地を作る際には、グルテンの量や性質が変わります。
グルテンが少なくなると、パンの食感や膨らみが悪くなることがあるため、パン作りにおからパウダーを使用する際には、小麦粉との割合に注意が必要です。
おからパウダーのみでも、パンは作れますが、小麦と同じように柔らかいパンにはなりません。小麦の一部をおからパウダーに置き換えると、小麦の美味しさを残したまま、ヘルシーに作ることが出来ます。
おからパウダーの量はどのくらい？
おからパウダーは、グルテンが含まれていない為、たくさんの量を入れてしまうと、グルテンが繋がらずパン生地が上手く膨らみません。
小麦粉の一部を置き換えることで、パンのふんわりした食感と、小麦の美味しさを残しつつ、作ることが出来ます。
置き換える量は、小麦粉とおからパウダーを半々くらいまでがよいでしょう。お好みで量を調整してみてください。
水分を調整する
おからパウダーは、水分の吸収性に優れた材料です。
そのため、パン生地に使用する水分量を調整する必要があります。
おからパウダーの量が多い場合は、小麦粉のみで作る時よりも多くの水分を入れる必要があります。
水分調整が難しい場合は、おからパウダーと水をあらかじめ合わせておき、適度な柔らかさにしておきます。その後、パン生地に加え、捏ねながら水分の微調整をする方法もありますので、試してみてください。
膨らみが悪くなることもある
おからパウダーを含むパン生地は、小麦粉のパン生地よりも膨らみにくくなる場合があります。
おからパウダーの量が多ければ多いほど、重たい生地になりやすいです。軽く仕上げる為には、水分量を多めにしておくと、柔らかく仕上がります。
パンの風味に影響がある
おからパウダーは、味や風味に影響を与えることがあります。
小麦粉とおからパウダーを混ぜ合わせて作るパンは、小麦粉だけを使用する場合とは風味が異なります。
おからパウダーには豆の味わいがあるため、パンに入れると香ばしさが増しますが、小麦の味わいが薄れる場合があります。
どれくらいおからパウダーの風味を活かしたいかで、量を調整するとよいでしょう。
まとめ
おからパウダーは栄養価が高く、パン生地に加えることで、いつもよりヘルシーなパンを作ることが出来ます。
おからパウダーは、グルテンが含まれていないことと、水分を多く吸収しますので、調整が必要ですが、糖質も抑えられ栄養価も高いパンが作れるので、ヘルシーなパンを作りたい方にはピッタリの食材です。
自分の好みに合わせたレシピで取り入れ、ダイエットや健康づくりに役立てたいですね。
