パン作りの材料で、よく使用する材料にスキムミルクがあります。
スキムミルクを牛乳で代用できるのか?という疑問に思う方も多いようです。スキムミルクは牛乳でも代用できます。
ただし、スキムミルクと牛乳では仕上がりが多少異なりますので、どのように使い分けしているのかご説明します。
牛乳とスキムミルクの違い
牛乳とスキムミルクをパンに使う目的は同じで、パンにミルクの味をつけること、パンに焼き色が付きやすくするためです。
では、牛乳とスキムミルクはどのように使い分ければいいのでしょうか。
利便性の良さ
スキムミルクを使用している理由の1つは、利便性の良さです。
牛乳は賞味期限が短いですが、スキムミルクは長いです。材料の賞味期限が長い方が、購入する頻度も少なくロスも少ないため、パン作りの頻度が多い場合は、スキムミルクが便利です
逆に、パン作りの頻度が少ない場合は、自宅にある牛乳を使用する方が、新たに材料を購入する必要がなく、パン作りに取りかかりやすいです。
パンの柔らかさ
牛乳とスキムミルク、実際にパンに使ってみると違いが出るのでしょうか?
答えは、出ます!!捏ねている段階から違いを感じるでしょう。
牛乳で作ったパンの方が、少し生地が締まった感じになります。食べた時の食感としては固いと感じることもあります。スキムミルクの方が、柔らかくふんわりボリュームが出ます。
この違いを理解し、作りたいパンによって使い分けます。
牛乳を使用した方が、パン生地が締まった感じになるのですが、牛乳の方が適しているパンがあります。それは、編みパンのようにパンとパンの境目をしっかりと強調したいときや、渦巻きパンのように形を綺麗に出したい時などです。
ミルクハースのように、パンの上の切込み入れて境目をハッキリ出したい時にも有効です。
牛乳で作ると生地が締まった感じになりますので、形を維持しやすいです。
編みパンの境目が、ぼんやりして上手く焼けない方、渦巻きパンの中心が下に下がって見栄えに納得できない方、一度牛乳を使用してみてください。
スキムミルクを牛乳に代用する時
スキムミルクが利便性がよく、ふんわり焼けると知っていても、パン作りの為にスキムミルクを買うのはちょっと・・・という方も多いでしょう。
実際に、パン教室に通っていただいていた生徒様でもスキムミルクでは無く牛乳を使いたいという方も多かったです。
そんな方のために、スキムミルクを牛乳に置き換える時の計算式をお伝えします。
レシピに書かれているスキムミルクの分量(g)×10=牛乳の量(g) で代用可能です。
牛乳は水分ですので、粉のスキムミルクを牛乳に置き換えただけでは、水分が多すぎますので、レシピの水から牛乳のgを引いてくださいね。
例えば、
- スキムミルク 7g
- 水 100g
だったとします。
この時は、牛乳に置き換えると
- 牛乳 70g
- 水 30g
となります。
計算式は、7g×10=70g ←これが牛乳の量です。
水 100g-70g=30g ←牛乳と合わせて使う水の量です。
※牛乳に置き換えると、捏ねの段階で少し固いな・・・と感じる場合があります。その時は水を小さじ1ずつ増やし、滑らかな状態になるまで調整してくださいね。
牛乳をスキムミルクを置き換えることは可能ですので、家にスキムミルクが無いという方は上記の計算式で牛乳の量を計算してみてください。
スキムミルクの保存
スキムミルクは非常に湿気に弱い材料です。開封後はしっかり密封し冷蔵庫で保管しましょう。
また計量時も、強力粉をスキムミルクを一緒のボウルに入れている場合は、長い時間そのままにしておくとスキムミルクがダマになり、最後までパンに残りますので注意してください。
まとめ
スキムミルクを牛乳に代用することは可能です。
レッスンしている時も、牛乳が使いやすいという声が多かったですが、個人的にはスキムミルクで作った方が柔らかく仕上がるのでスキムミルクを好んで使っていました。
コストとしては、パン作りを頻繁にする方はスキムミルクが断然使い安いと思います。
みなさんの好みに合わせて使ってくださいね。
コメント
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