パンにとって塩は大切な材料です。塩を入れ忘れたらどうなるの?長年パン作りをしている私ですが、何度か塩を入れ忘れてしまったことがあります。実際に入れ忘れたらどうなるのか。
入れ忘れた時の生地の状態、焼き上がったパンがどうだったのか書いていきたいと思います。
塩は入れ忘れしやすい材料なので要注意!
パン作りが日常になってくると、流れ作業のように計量することが増えます。考え事をしながら計ってしまったり急いでしまうと忘れるのが「塩」です。
少量であることと、色も白なので、計量後のボウルを見ても入れ忘れていても気が付かないのが「塩」。しかし、この塩はとっても大事な役割をしています。
塩はグルテンを強める役割がある
塩を入れ忘れて、最初に何かおかしいな?と感じるのは生地を捏ねている時でしょう。なんだか、まとまらない。生地が柔らかい。水入れすぎたかな?なんて思いながら捏ねていたら塩を入れ忘れていました。
塩はグルテンを強化してくれる役割があります。ですから入れ忘れると生地はまとまりにくくフニャフニャした生地に仕上がります。
塩は旨味
塩を入れ忘れているなんて考えもせず、なんだかいつもと違うな~なんて思いながら作業を進め、膨らみもイマイチ。そのまま焼き上げ、いざ試食してみと・・・!衝撃の味で「あ、塩を入れ忘れているんだ・・・」と初めて気がついたこともあります。
塩が入っていないパンは、まるでゴムを食べているような味で、小麦の美味しさを引き出せずに、本当に小麦粉をそのまま食べている。といった味です。塩は少量ですが入れることでパンの旨味が増し、美味しくなります。
パンはほとんど小麦粉と水が材料の大半を占めています。塩が入っていないと正直食べれません!
塩を入れ忘れたパンのアレンジ方法
塩を入れ忘れたとしても、時間をかけて焼いたパンに違いありません。失敗してしまっても捨てなくても大丈夫!
塩味の強い物をパンに塗ったりすると食べることができます。パングラタンにしてもいいですね!菓子パンの場合は少し手間ですが、ラスクにしたりフレンチトーストのように卵液につけて焼いても美味しいです。
中にクリームなど具材が入ってしまっている時は少し難しいかもしれません。最悪ちょっと塩をかけて食べるか、それに抵抗があればグラニュー糖と塩を混ぜて上から振りかけて食べてみてください。
とっても美味しい~!とはいきませんが・・・捨てずには済みます。
逆に塩を入れすぎたら?
塩を入れすぎた場合にはどうなるか。この場合もグルテンが形成されずになかなか生地は捏ね上げることはできません。塩は多すぎてもダメです。
塩が多いパンの味は当然ですが、塩辛く食べると「塩が多い!」とすぐにわかるでしょう。
まとめ
パンに入れる塩は少量で、計量しにくい材料の一つです。しかし少なかったり多かったりするとパンに大きく影響する材料でもあります。必ず正確に計量するようにしましょう。
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