パン作りに塩は重要な役割がありますが、塩分を抑えたい方もおられるのではないでしょうか?
無塩パンは作れるのか?答えは、作ることが出来ます!
塩を入れたパンとどのような違いがあるのか、詳しく解説していきます。
無塩パンとは
無塩パンは、その名の通り、塩分を含まないパンのことを指します。
塩分は、パン生地の風味や食感に影響を与える重要な要素であり、パン作りにおいて欠かすことのできない材料の一つですが、塩分を含まないパンも作ることも可能です。
無塩パンを作る時の材料について
無塩パンを作るには、塩以外は、通常のパン生地の材料を用意します。
小麦粉、イースト、水、砂糖、バターなど、いつものパン材料を用意してください。
塩分だけを加えずに作ります。
無塩パンの生地の状態や発酵の進み方
塩分は、パン生地を引き締める効果があるため、塩を入れずに作った無塩パンは、ベタベタする場合があります。
しかし、他の材料や水分量によっても状態が変わってきますので、塩を入れていなくても、通常のパンと変わらない場合もあります。
発酵については、通常のパンをほぼ変わらず発酵出来ます。
ただし、通常よりも生地が引き締まっていない為、生地がだれやすくボリュームにかける場合があります。
無塩パンの焼き上がりの違い
無塩パンは、焼き上がりにも違いが出ます。
通常のパンよりも、焼き色が薄く、膨らみにも欠けます。
焼き色が薄い原因は、塩は発酵を抑制します。その為、塩が入っていない場合は発酵が進みやすく、酵母が糖分を消費しやすくなります。その為、色を付ける役割の糖分が少なくなり、焼き色も薄くなります。
無塩パンは、膨らみにも欠けますが、これは、パン生地が引き締まっておらず、生地にコシが出ない為に、ボリュームが出ません。
ただし、通常のパンと比べるとこの違いは、わずかであり、全く焼き色が付かなかったり膨らまないわけではありません。
無塩パンの味について
無塩パンと通常パンの一番の違いは「味」です。
塩分が入っていないと、塩味がしないので、通常のパンと全く異なった味のパンになります。
塩は、パンに塩味をつける以外にも、小麦のうま味や甘みを引き出す効果もあるため、塩が入っていない無塩パンは、小麦のうま味や甘みを引き出すことは出来ず、パンの美味しさを引き出すことが難しくなります。
まとめ
無塩パンは作ることができ、食べることもできます。
塩分を控えたい方に、おすすめのパンの一つです。
ただし、風味や食感は通常のパンと比べると違いが感じられることがあるため、その点は注意が必要です。
塩分を控えたい方も、通常のパンと無塩パンの違いを知り、是非パン作りを楽しんでみてください。